スピンのかけやすいセッティングについて

スピンのかけやすいセッティングについて

ガットだけでは決まらない

フレームがダメなら何を張ってもダメ

ガットに興味がある方は、ややもすると、ガット次第でラケットのパフォーマンスを変えられるように思ってしまう傾向があるかもしれません。
でも、この「スピンのかけやすさ」についてはガットだけで何とかできる問題ではありません
ですから、ラケットのフレームがスピンをかけるのに不向きな場合は、どんなガットをどんな硬さに張ってもパフォーマンスの改善は望めないでしょう。
そして、その「ラケットのフレームがスピンをかけるのに不向きな場合」とは以下のようなケースです。

スイングウェイトが軽すぎる

フレームのスイングウェイトが軽いとインパクトでボールに負けて打球衝撃が強くなるため、スムーズに振り抜けません。
振り抜けなければスピンはかからないので、打球はスッポ抜けます。

スイングウェイトが重すぎる

フレームのスイングウェイトが重いと取り回しの負担が大きくなるので、速く振るのが難しくなります。
そして、速く振れなければスピンはかかりません。
インパクトでヘッドが走らなければスピンはかからないので、フレームのスイングウェイトが適切でなければガットをいくら工夫してもスピンをかけやすい状態にはならないわけです。
参照⇒適切なスイングウェイト

張りが硬くても柔らかくてもダメ

ボールインパクトでガットが動くことで食い付きが生まれ、動いたガットが戻るときにスピンがかかります。
参照⇒スナップバックと適切な硬さ
張りが硬いとインパクトでガットが動かず、逆に柔らかいと動いたガットが戻りません。
ですから、硬くても柔らかくても、スピンはうまくかからないということです。
スピンをかけるには動いて戻る硬さが大前提ということです。

プレイヤーとの相性次第

プレイヤーの運動が打球に伝わりやすいのがベスト

ラケットの性能特性と、それを使うプレイヤーの運動特性には相性というものがあって、相性が良くないとプレイヤーの運動が効率良く打球に伝わらないので、インパクトの打球衝撃が強くなり、スムーズに振り抜けなくなります。
さらに、そういうケースでは、プレイヤーは力を入れて打つようになり、インパクトで手首が固定された状態になります。
手首の動きがブロックされた状態ではヘッドが走らず、スピンをかけるのが難しくなるので、力を入れて打っている限り強烈なスピンはかからないわけです。
参照⇒ラケットの性能は使う人との相性次第で変わる

スピンがかかればそれで良いのか

回転過剰は打球が遅くなる原因になる

打球にもっとスピンをかけたいと思っているプレイヤーは多いのですが、そのこと自体をもう一度考え直しても良いかもしれません。
強いスピンをかければ打球の威力が増すように考えがちですが、スピンをかけることにはデメリットもあるのです。
その代表的なものは、打球スピードが遅くなることです。
(その次のデメリットは、プレイヤーの疲労が早いということで、試合中ずっと強いスピンをかけ続けるためには、無尽蔵の体力が必要です。)
スイングパワーが一定の場合、スピン量と打球スピードは相殺関係にあるので、スピン量が増えれば打球スピードは遅くなります。
プレイヤーのスイングパワーが無尽蔵なら、打球スピードが遅くならない状態でスピン量を増やすことができますが、あまり現実的な話ではありません。
ですから、やみくもにスピン量を増やすと遅いボールを打ち続けることになるので、攻撃力という点ではあまり望ましくないわけです。

いつも同じではワンパターン

さらに付け加えると、スピンをかけたい方はいつも同じようにかけようとする傾向があります。
でも、返球の回転量がいつも同じというのは、それを打ち返す相手にとっては、打球のテンポがいつも同じなのでイージーな状態と言えます。
スピンを武器にする場合も、スピン量が毎回違うほうが相手のミスを誘いやすいわけです。

前提条件を満たさなければ
回転はかからない

ここまで書いたことをまとめると、「1.自分に合ったラケット」「2.適切なスイングウェイト」の個体を選んで、「3.ガットが動いて戻る適切な硬さ」に張り上げれば普通に回転はかかるということです。
逆に言えば、これらの条件から一つでも外れる場合は、ストリング・セッティングをいくら工夫してもスピンがかけやすい状態にはならないわけです。

スピンに特化したセッティング

表面にデコボコ加工したスピンタイプのガットを選んだり、ガットの本数を減らしたスピンタイプのラケットを選んだりすれば、打球のスピン量がそれなりに増すのは間違いないのですが、それで打球に威力が増すかどうかは別の問題だと考えたほうが賢明でしょう。
なぜなら、そうした引っかかり感のわかりやすいラケットで打っていると、プレイヤーのスイングがボールを引っかける方向に誘導されやすくなるので、スイングパワーが上に逃げる状態に陥ってしまうという傾向があるからです。
そうなると、シュルシュルと回転のかかった遅いボールを打ち続けることになり、戦力的には苦しくなります。

伸びのあるスピンボール

ネットの高さを越えてコート内にボールを打ち込むためには、打球に順回転をかけることが有効なのは間違いありませんが、それには適切な程度というものがあって、スピン量が多いほど良いということではありません。
スピードとスピン量を兼ね備えた打球は、ネットを越えるまではまっすぐ飛んで、そこからグイッと沈む球筋だとご理解ください。
そうした打球を打ち出すには、スピンに特化したセッティングより、先ほどの「普通にスピンがかかる状態」のほうが適していると言えるでしょう。
「こする」打ち方より「振り抜いて押さえ込む」という単純な打ち方のほうが伸びのあるスピンボールが打てるのです。

スピン量と打球スピードの
バリエーション

強いスピンのかかった打球が打ち返しにくいのは間違いありませんが、相手の時間を削るためには打球スピードも欠かせません。
なので、毎回この二つのバランスを変えながら、多彩なバリエーションのあるショットでラリーを組み立てていただければと存じます。

知らないと損をする
ガットについての情報

ガットとガット張りについて誤解しやすいポイントを集めました

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テンション
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素材について
ガットの知識
太さについて
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ポリとナイロン
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プロのセッティング
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「ポンド」は
硬さではない
異なる硬さを
打ち比べる
適切な
硬さを提案
スナップバック
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好みで決めると
外れる!
条件変化に
対応した
適切な硬さ
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