自分に合うラケットの見つけ方

自分に合うラケットの見つけ方

ラケットを買うときには、いろいろな購入方法が選べます。
でも、それぞれの方法には、それなりの欠点や問題があるようです。
以下はその説明です。

ネットで情報を集めるときの問題点

何かを買おうとする際には、現在ではネットで事前に情報を集めることが多いのではないでしょうか。
価格だけでなく実際に使用した人たちの感想なども書いてあるので参考になります。
そういう点ではとても便利な世の中になったのですが、ただ、そのネットに出ている情報が自分にも当てはまるかどうかということになると、その判断は簡単ではありません。
特に、この記事のテーマである「自分に合うかどうか」という点では、情報を取捨選択するときの判断が難しいでしょう。
例えば、靴やウェアのサイズを選ぶ際には、他人の評価はあまり参考にはなりません。
なぜなら、自分と全く同じ足型や体型の人を見つけるのは容易ではないからです。
テニスラケットについても、良いかどうかは人とラケットの相性次第なので、他の人が打って「良い」と言ったラケットが、自分にも同じように良い可能性はあまり高くないでしょう。
ですから、ラケットについてのネット上での評価が人によってマチマチなのは、どうしても仕方のないことなのです。
同じラケットでも、合う人が使えば「最高!」という評価になるのに対して、合わない人には「最低!」という評価になるからです。

ショップで相談の問題点

普通、自分がよくわからないものを買う際には、店で相談することが多いのではないでしょうか。
特に、専門店と呼ばれているところには、豊富な商品知識を持ったスタッフが居るので、選ぶ際に相談にのってくれます。
ですから、ラケットを選ぼうとする際にも、テニス専門店に出かける方は多いと思います。
ただ、残念なことに、専門店のスタッフがラケットについてどんなに詳しくても、自分、つまりプレイヤーのことがわからないのです。
普段の自分のプレーを見ている人がスタッフとして店に居れば話は別ですが、そういうケースはとても少ないでしょう。
特定のラケットを熱心に勧めるスタッフに「いったいこの人は私のプレーの何を知っているのか」と疑問に感じてしまう方も少なくないようです。
年齢、性別、技術レベル等の条件で合うラケットを選ぼうと考える方も多いようですが、かなりアバウトであることは間違いないでしょう。
「30代の女性の中級者」などという条件で合うラケットが選べるほど、プレイヤーとラケットは両方とも単純ではないからです。

コーチから購入の問題点

プレーを見てくれているという点では、コーチの方に選んでもらえれば安心かもしれません。
でも、多くの場合、コーチの方はどこかのラケットブランドと契約しているので、基本的に、そのブランドのラケットを勧められます。
また、コーチの方は技術を教えるのが本業なので、ラケットについての知識という点では専門店の経験豊富なスタッフに比べて不利ということが多いようです。
さらに、店と違って在庫を持っていないので、購入するときは取り寄せになります。
ところが、ラケットには個体差があるので、取り寄せたラケットが試打したときと感じが違うということもあり得ます。

試打して自分で選ぶときの問題点

「それじゃあ」ということで、たくさん試打してその中から自分で選ぼうと考える方も居るでしょう。
でも、この万全に見える方法にも落とし穴があります。
それは、自分で試打して気に入ったラケットと、プレーが実際に良くなるラケットは一致しないことが多いということです。
試打の際にプレイヤーが一番気にするのは「打った感じ」ですが、「打った感じ=打球感」でラケットを選ぶと良い結果にはならないようです。
(参照:テニスラケットの打球感は伝達ロス

打ってみないとわからない

靴を選ぶ際には、合うかどうか実際に履いてみるのが一番で、靴についての説明や解説などを聞いてもあまり役に立ちません。
それと同じように、ラケットも実際に打ってみないと合うかどうかがわからないわけです。
ですから、ラケットを選ぶ際に試打をするというのは一番正解に近いのですが、そこで、「打った感じ」で選ぶから不正解になるのです。

勝ちやすいラケット

テニスは勝敗を競う対戦ゲームなので、ラケット選びの正解は「勝ちやすいこと」で、自分が勝ちやすくなるラケットが「自分に合うラケット」ということです。
その「勝ちやすさ」とは、具体的には「楽な動き」で「威力のあるショット」が打てることだと言い換えることができます。
テニスのゲームは長時間に及ぶので、力んで打っているとすぐにバテてしまいます。
なので、1,000回くらいは平気で打てるような「負担の少ない動き」で、なおかつ、相手が打ち返しにくいと感じるような「打球の威力」が必要なのです。
そして、この二つはどちらか一つでは勝てないので、両方同時に獲得できなくてはなりません。
ですから、試打の際に「楽な動き=プレイヤーの運動の状態」と「威力のあるショット=打球の精度と勢い」の二つを一緒に把握して、使うラケット毎にそれを比べれば、自分に合う勝ちやすいラケットが見つけられるでしょう。

プレイヤー自身は観察できない

でも、それが簡単ではないのです。
なぜなら、テニスのショットは基本的に連続するので、コート上を走り回りながら3秒前後の間隔で打ち続けるなくてはなりません。
テニスプレイヤーはとても忙しいのです。
そのため、自分の動きの状態を気にしたり、打球の状態を観察したりしていると、打ち合いが簡単に途切れてしまいます。
ということで、ラケットを持ち替えたときのプレー状態の違いを自分で把握するのはとても難しいので、自分以外の第三者に見てもらえば良いわけです。
この、「自分以外の他人の評価や判断を重視する」というのが適切なラケット選びの最も重要なキーポイントなのです。
「自分が打って感じたこと」はさておいて、周りで見てくれる人の意見を最優先に受け入れることがラケット選びの間違いを防ぐ大事なポイントです。
もっと単純には、相手プレイヤーが一番ミスするラケットが良いということです。
さらに、自分が何気なく打っているショットで相手がミスする状態がベストです。

リラックスすると打球が伸びる

試打の際に、プレイヤーは自分の良いショットだけを選んで記憶する傾向があるので、ショットの精度やミスの確率について客観的な視点で総合的に把握する必要があります。
打球の伸びについても、打っている本人は把握しにくいのですが、横から見ていれば一目瞭然で、相手コートで弾んだ後の勢いに違いが出ます。
観察する側は、プレイヤーのスイングがリラックスして打球が伸びる状態を探すわけですが、これは意外に簡単に見分けられます。
なぜなら、「プレイヤーのスイングがリラックスしてくる」のと「打球が伸びる」のはワンセットで起こるからです。
その逆で、力んで一生懸命打っているときは打球は伸びずに失速します。
一生懸命に打っても打っても簡単に打ち返されてしまう蟻地獄のような状態になるのは、実は合わないラケットが原因ということもあるのです。
「試打している様子を観察してもらう」—–これが自分に合うラケット選びの最短ルートです。

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◇スピンで押さえ込めずに浮いてアウト
さらに、インパクトで動いたガットが戻るときに順回転がかかるので、ガットが戻らないと回転が安定せずスッポ抜けのアウトが出やすくなります。逆に、確実に回転がかかればショートクロスやスピンロブなどが打ちやすくなります。
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