打球がアウトする本当の理由

プレイヤーの誤解

アウトとネットはテニスにつきものですが、アウトしたときに「大きい!」とか「飛びすぎ!」と考える方が多いのではないでしょうか。
でもこれはちょっとした勘違いで、アウトの真実を見過ごしていることになります。

シンプルに考えてください。
アウトはボールの飛びすぎではなく「高すぎ」なのです。
「大きい」のではなく「高い」のです。

試しに、アウトした打球の軌道を思い出してください。
その打球がネットを越えたときの高さが50cm以上あってアウトしたら「高すぎ」で、実際には1m近いケースも多いのです。
ですから、もしその打球の高さが10cmだったらアウトにはならず、逆にスーパーショットだったはずです。

高く打ち出すからアウトするので、低く打てばアウトは防げるわけです。
ここで、「なんだ簡単なことなんだ」と思った方、実は、そう簡単なことでもないのです。

というのも「アウトするリスクを犯してまで、なぜ高く打ち出してしまうのか」の理由を知らないと問題は解決しないからです。

なぜ高く打ち出すのか

なぜ高く打ち出してしまうのか—理由その1
⇒高めに打ち出さないと球足が短くなってしまうから
(飛びが悪いラケットを使っている場合、球筋が低いとサービスラインを越えない)

なぜ高く打ち出してしまうのか—理由その2
⇒ネットを恐れて安全な高さに打つクセが付いてしまう
(張りが硬くてガットの動きが悪いと、ボールが食いつかずに「こぼれネット」が増える)

ですから、こうした「高く打ってしまう原因」を取り除かない限りまた高く打ってしまうということです。

高めに打ち出しても回転を多めにかければベースライン内側に落とすことができますが、回転量を増やすとプレイヤーの負担が増すのとは裏腹に打球スピードが落ちます。
なので、スピードを落とさないためには、さらに頑張って打つことが必要になるわけです。
このように、高めの球筋を維持しながらスピードボールを打とうとするのは結構大変なことなのです。

実際問題、テニスワンのラケットドックで見ていると、ご自分のラケットでは球筋が高すぎてアウトが出やすい方がとても多いのですが、テニスワンの低テンション張上のラケットに持ち替えると球筋が低くなって打球スピードが上がり、相手コートで弾んでからの勢いが大きく変わります。

そして、低テンション張上のラケットのほうが大方の予想に反してアウトは減ります。
それと同時に、プレイヤー自身が「やばいかも」と思うくらいに低い弾道のボールが、ネットをスルッと越えていくケースも増えます。

そして何より、頑張って打たなくなるのでバランスが崩れにくくなってミスが減ります。

「高すぎのアウト」が出やすい方、その原因はラケットとガット張りにあるのかもと疑ってみてください。

GUT LIVEなんて必要ない![広告]
ガットの動きが悪いせいで起こるネットやアウトを、全部自分のせいだと思いたい人には、GUT LIVEは必要ありません。
◇ボールが面からこぼれてネット
ガットが動かないと「食い付き感」が生まれないので、インパクトでボールをつかまえられずにポロッとこぼれてネットすることが多くなります。そう、あの惜しいネットは食いつかないガットのせいで、自分のせいではなかったかもしれないのです。
◇スピンで押さえ込めずに浮いてアウト
さらに、インパクトで動いたガットが戻るときに順回転がかかるので、ガットが戻らないと回転が安定せずスッポ抜けのアウトが出やすくなります。逆に、確実に回転がかかればショートクロスやスピンロブなどが打ちやすくなります。
◇打球の深さがバラバラ
ガットの動きが安定せずに、ボールインパクトで動いたり動かなかったり、戻ったり戻らなかったりすれば、フェースから打ち出される打球の角度が毎回変わるので、その影響で打ショットの深さが不安定になります。

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