テニスラケットの「ホールド性」についての解説

ラケットの性格を表す3つのキーワード
「ホールド性」「弾き」「粘り」

ホールド性について

粘りとは異なる「のり」

ホールド性とは文字どおり、ボールをホールドする性格ということで、インパクトでのっている感じがするラケットをホールド性が高いといっています。
これとは別に、ラケットのシャフトにのる感じもあるのですが、そちらは「粘り」という分類にさせていただきます。
どう違うかといえば、フェースでボールを持っている感じが「ホールド性」で、ラケットのしなりでのせる感じがあるのが「粘り」です。

ホールド性≒衝撃吸収性

ホールド性の高いラケットは打ったときの感じがマイルドです。ググッとボールを持つ感じがして、衝撃を吸収します。鋭角的な手応えがなく、ソフトに受け取ってのっている感じが「ホールド性」です。

フレーム剛性が柔らかいのではない

誤解しやすいのは、当たった感じが柔らかいからといって、フレームそのものが柔らかいということではありません。
フェースでボールを持つ感じはあっても、フレームの剛性が柔らかいということではなく、インパクトの衝撃を吸収する作りになっているので、手応えが柔らかく「感じる」ということです。
ホールド性が高くてもフレーム剛性の高いモデルもありますし、逆に、しなりを感じるモデルもあります。ホールド性とフレーム剛性は、それぞれが独立した性能要素なのです。

コントロール好き

日本人の場合、欧米人に比べて「コントロール」というキーワードを好み、勢いよりも正確さを重視する傾向がやや強いようです。
ホールド性が高くて面にくっついている感じがすると、ボールのコントロールが易しくなるというイメージがあります。
面で一度ボールをつかんでいる感じがあるほうが、パッとすぐに離れてしまうラケットより、狙ったところに打ちやすく感じられるということです。
ただ実際のところは、「ホールド性が高い=コントロールしやすい」と考えるのは早計です。
コントロールのしやすさはプレイヤーとラケットとの相性で決まる問題なので、ホールド性が高いラケットでコントロール精度が上がるプレイヤーも居れば、そうでないプレイヤーも居るのです。

ホールド性の欠点

衝撃吸収性が高くてコントロールしやすく感じるということは、どんなプレイヤーが使っても良い性能だと思われがちですが、実際には、そうとは限りません。
ホールド性だけに限らず、ラケットの性格を考える上で大切なのは、性格には常に2面性があるということです。
つまり、手応えがマイルドで面に乗っている感じがあるということが、良い場合もあれば、悪い場合もあるということです。長所は裏返せばそのまま短所になります。

ホールド性が高い=弾きが悪い

ホールド性が短所になるのは具体的にどういうことなのでしょうか。それは一言でいえば、「弾きが悪い」ということです。
飛んでくるボールをただ受け取るだけであれば、衝撃吸収性が高いと手応えが優しくなるので良いのですが、そのボールを打ち返すということになると話は別です。
硬式のテニスボールを舗装道路の上に落とせば高く弾みますが、砂浜で同じことをやると弾みません。柔らかい砂の面は、ボールの衝突の力を吸収してしまうので弾む力が小さくなってしまうのです。
このように、ホールド性の高さと弾きの良さは反対の関係にあるといって良いでしょう。つまり、「ホールド性が高い=弾きが悪い」「弾きが良い=ホールド性が低い」ということです。

ホールド性の高いラケットが合うケース

ボールからの衝撃を柔らかく受け止めるほど、弾んで出て行く時の勢いが無くなります。では、そういう性格のラケットがプラスに働くのはどういうケースでしょうか。
簡単に言うと、手応えがマイルドになるとスイングが大胆になるというケースです。
ボールを打った時に刺激的な衝撃が手に伝わると、それを不快に感じるタイプのプレイヤーはインパクトを弱めて手応えを小さくしようとする傾向があります。
強い衝撃を感じるのがイヤなので、当たりを弱くしようとするわけです。
その結果、スイングスピードを上げずに打つようになり、スイング全体に元気がなくなり、ていねいに打っている感じになります。
そういうプレイヤーが衝撃吸収性の高いラケットに持ち替えると、とたんにスイングが大胆になります。
手応えがマイルドになるのでインパクトの衝撃が気にならなくなるために強くぶつけられるようになるのですが、それと同時に、「衝撃吸収性が高い=弾きが悪い」ということは神経質な飛びが出ないということなので、ミスを恐れてスイングを注意深く調節しなくても良くなるからです。

ストリングの相性

このグループには基本的に、ホールド性の高いストリングを合わせないほうが安全です。
先述したように、ホールド性の高さは裏返せばボールを弾かないということですので、ホールド性の高いフレームにホールド性の高いストリングを合わせると「弾かない×2」になってしまいます。
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