勝ちにくいラケットで試合に出るのはなぜ?

勝ちにくいラケットで試合に出るのはなぜ?

その答えはズバリ、ラケットで「勝ちやすさ=戦力」が変わるとは思っていないからです。
でも実際問題として、ラケットで勝ちやすさは大きく変わるのです。

それも、本人が想像するのとは逆の方向に

助けはしないけれど邪魔はする

「勝ち負けは自分の実力次第だ」と多くの方が考えているようです。
もちろん、それはそのとおりで、コート上を走り回ってラケットを振るのはプレイヤーの役目ですので、その手助けはラケットも含めて誰にもできません。
でも、ここで大事なのは、ラケットがプレイヤーの手助けすることはできないのですが、「プレイヤーの邪魔をすることは結構できる」ということです。
道具を使うスポーツでは、使う道具の良し悪しがプレーに大きく影響します。
陸上のオリンピック選手であっても、ソールに穴の開いたランニングシューズや、あるいは、間違ってテニスシューズなどを履いてレースに出たら、絶対にメダルは取れません。
ナダルやフェデラーが、その戦闘能力を100%発揮することができるラケットをきちんと準備するのは大変ですが、簡単に負けてしまうようなラケットを提供するのは簡単です。
彼らがいつも使っているラケットにストリングをボヨンボヨンに張り替えるだけで、十分に目的は達成できます。
使う道具の選択や調整をベストの状態から外せば外すほど、プレイヤーの戦闘能力はいとも簡単に低下し、鍛え上げた身体能力は宝の持ち腐れになります。

共通の誤解

一般のテニスプレイヤーの中には、身体や技術を鍛えることに情熱を注いでいる方も多いのですが、そういう方ほど、使用するラケットの選択や調整についてはあまり関心を持っていないことが多いように見受けられます。
「まじめに努力するプレイヤー」は「ラケットでちょっと得をしよう」などという「都合の良い考え」は絶対に持たないわけで、安易な他力本願でラケットの性能などに頼るより、自分の力を信じてそれを鍛え上げようとします。
それに比べると、あまりまじめに練習しないプレイヤーは、「サーブの威力が増すラケット」や、「強烈なスピンがかかるラケット」などを探そうとするのですが、残念ながらこの両者とも、ラケットについて大きな誤解をしているという点では同じなのです。

ラケットに対する油断

「サーブの威力が増すラケット」や「強烈なスピンがかかるラケット」などという、「都合の良い道具」は存在しません。
ですから、「努力するプレイヤー」が、ラケットについて変な期待を持たないのは正しい姿勢なのですが、ラケットの影響を過小評価して、ラケットがプレイヤーの足を引っ張る可能性について無関心、あるいは無頓着なのは、ラケットについて理解が不足していると言って良いでしょう。
ラケットに頼らないのは良いのですが、ラケットがもたらす弊害に対して無防備で無警戒なのは、テニスラケットというものに対して油断しすぎだと言えます。
長い時間をかけて努力の末に手に入れた高いプレー能力が、テニスラケットなどという思いもよらぬ存在によってスポイルされ、萎縮して、十分に発揮できないというリスクについて、もっと慎重に対処してしっかり予防する必要があるのです。

無意識的な負担

最初に書いたように、道具を使うスポーツでは「道具に邪魔されて自分の能力が発揮できないリスク」を警戒すべきなのです。
特にテニスは、「無意識的な身体反射」によってプレーの大半が構成されるほど時間的に忙しいスポーツなので、道具の不備によって身体反射に変化が起きても、その変化も無意識的なので自覚されにくいと言えます。
(参照⇒ラケットの影響を受けない人はいない
そして、「知らないうちに動きが変わってしまう」ためにラケットの負担を背負いながらのプレーになるわけですが、そういう状態を本人が自覚しているケースはとても少ないのです。

戦力への影響

プレイヤーに無意識的な負担増をもたらすテニスラケットの弊害のうちで、戦力に直接影響するのは以下のようなものです。

  • 打球の勢い—–運動の強さの割に打球が強くならない
  • 安定性—–打球の深さがバラついてネットとアウトが出やすい
  • コントロール精度—–狙ったところに打てない
  • プレイヤーの疲労度—–運動効率が悪いのでバテやすい
  • ラリー中の余裕—–いつも後手後手になりやすくバタバタする

このうちの最初の二つだけでも十分「勝ちにくい」わけで、打球に勢いが無く、ショットの安定性が低ければ、相手にとっては「ラッキー!」ということです。
でも、多くの場合、現実にこうした症状が出ていても、「プレイヤーの努力課題」というふうに問題がスリ替えられてしまうため、ラケットの問題として認識されることはほとんどないと言えます。

アンバランスなコスト配分

毎週のように試合に出て、コーチを呼んで練習コートを手配して、ランクアップのために多大な時間とコストをかけている方々が、でも、ラケットについては無頓着というありがちなケースを見るにつけて、「コストのかけ方がアンバランスだなぁ」と感じます。
コーチや練習にかけるコストを、ほんの少しラケットやストリングに振り分けるだけで、合わないラケットによってもたらされる練習課題を省略できるはずなのですが、現実的には、「ラケットは折れなければ、ストリングは切れなければ使える」と考えている方が多いようです。
一方で、あまり熱心に練習をせずに、ラケットとストリングに多大なお金をかけるプレイヤーもたくさん居て、これはこれでテニス業界の繁栄のためには大変貴重な存在なのですが、「それで勝てるようになるかどうか」という点については定かではありません。
アンバランスという点では両方同じで、勝つことを目指すのであれば、やはりバランスが大切です。
私共は、道具を販売する側ですので、道具へのコスト配分増をお願いするのは立場上当然のことなのですが、それを抜きにしても、勝ちたいと思っている多くの方が、膨大な労力と時間をかけて合わないラケットと格闘している姿を見るのはとても残念な気がします。
コートに立ってからの頑張りをムダにしないために、コートに立つ前に済ませておくべきことがいろいろありますが、合うラケットを手に入れて勝ちにくさを排除することは、試合前の準備の中で最も重要なのではないでしょうか。
試合に臨むためにラケットのことを考慮する際には「ラケットに頼る」という方向性が生まれやすいのですが、そうではなく、ラケットの弊害をできるだけ除去するという方向で考えたほうが現実的なメリットが得られるでしょう。
ラケットに頼ったりするより、自分の能力が十分に発揮できるように環境を整備したほうが効果が大きいわけです。

好き嫌いで選ぶ

ラケットを選ぶ際にはブランドやデザインの好き嫌い、あるいは、好きなプロ選手の使用モデル等、使う人の好みが優先されるケースがかなり多いようです。
どうやって選べば良いかわからないから、結果的にそういう選択になっているというケースも少なくないでしょう。
でも、勝ちたいと思って一生懸命練習している人が、ラケットは好き嫌いで選ぶというのはちょっと変かもしれません。
戦力アップのために努力を重ねているのに、戦いに使うラケットは戦力アップとは関係のない基準で選ぶというのはつじつまが合わない気がします。
勝つことを目指して努力しているのであれば、「勝ちやすいかどうか」という基準でラケットを選んだほうが目標に近付きやすいでしょう。

ほとんどのプレイヤーは
ラケットで損をしている!

・・・・・というのが10,000名以上のラケットフィッティングで得た結論です。合わないラケットはミスを増加させてショットの勢いを無くすだけでなく、プレイヤーの動きを悪くして故障の原因にもなります。

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