ホールドして弾きの良いガットは?

テニスのガットで
ホールド性が高くて
弾きの良いもの

【質問】
ホールド性が高いストリングは弾きが悪いと聞きますが、ホールド性が高くて弾きの良いストリングというのはありませんか。

【回答】
ナイロン系のストリングでホールド性を感じやすいのは、マルチフィラメント構造の柔らかいタイプです。
ただ、球乗りが良い=「ホールド性が高い」ものは、弾きが鈍いのが普通です。
ボールを柔らかく受け取る分だけ、打ち出すときの反応にも鋭さがないわけです。
ですから、当たりが柔らかく面に乗っている感じがするという点をメリットとして感じる反面、ストリング面から勢いよく出て行く感じが得にくく、歯切れが悪い感じがすることもあります。

それに対して、ナイロン系のモノフィラメントは、シャープに弾く分だけホールドする感じが少なく、インパクト感としてはアッサリして「あっけない感じ」と言えるかもしれません。
ただ、出ていくボールのスピード感は感じ取りやすいでしょう。

最近は、ポリでも柔らかい感触のものが数多く出ており、そういうタイプはインパクトもマイルドでホールド性も感じられますが、ナイロン系マルチと違うのは「底打ち感」みたいなものがあるという点です。
ボールとのインパクトでストリング面がボールに押されて沈むわけですが、ポリは伸縮性が低いために、すぐに伸びの限界の「底」に当たる感じがするのに対して、ナイロン系マルチのほうが底が深い感じがするでしょう。ですから、ポリ系のホールド感は「ズシン」という重さ感を伴うことがあります。

でも、そうしたえ底打ち感を感じるポリのほうがボールが飛んでいきにくいため、ナイロン系マルチのような「不用意に飛んでしまう抑えにくさ」がないことを、メリットとして感じることもあるようです。
メインがポリでクロスがナイロンのハイブリッドなどにすると、二つの素材の伸縮性のズレによる弾きの鈍さをホールド性の良さとして感じることが多いのですが、手応え感が重くなって打球の勢いが出にくくなる場合が多いと思われます。

ラケットとストリング・セッティングの両方に言えることですが、多くの場合、何らかのメリットは裏返せばそのままデメリットになるため、デメリットのないメリットというのは存在しないと考えたほうが無難です。
ただ、普通はそうしたメリットとデメリットについて、両方ではなく、どちらか片方だけを感じることが多いようです。
たとえば、ホールド性の良いマイルドな打球感のストリングを好むプレイヤーは、飛んでいくボールにスピード感が乏しいことに気付きにくいという傾向があるようで、知らないうちに打球のキレが悪くなっているということもあります。
ですから、打球感の好き嫌いを優先して好みどおりのセッティングに仕上げることが、プレーパフォーマンスに低下につながるというケースもあります。

そうした中で、柔らかく受け取って鋭く弾き出すという矛盾した性能を併せ持つのは、ナチュラルガットだけだと思われます。
中でも、バボラ/VSチーム125などの細いゲージのナチュラルのほうが、そうした性能を顕著に感じることができます。
インパクトが軽くなって、勢いのある打球が簡単に出て行く一方で、回転量のコントロールも容易なため、一般プレイヤーにとって、プレーのしやすさという点では一番だと言えるでしょう。
ナチュラルは値段が高いのが問題ですが、ポリも含めたシンセティック・ストリングのメーカーが目指す性能は、いまだにナチュラルガットであり、ナチュラルを超えるものが出ていないということは否定できない事実だといえます。

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その事実とは、「ガット張りだけでは適切なガット張りを見つけられない」ということで、ガット張りについてどんなに深掘りしても、それだけでは快適なセッティングを見つけることはできません。
なぜなら、ガットだけではボールを打つことができないからです。
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