ラケットをどうやって選べば良いかわからない

ラケットをどうやって選べば良いかわからない

ラケット選びにはいろいろな方法がありますが、一般的に行われている以下のような方法は、残念ながら、どれもあまり良い方法ではないようです。

  • カタログやメーカーのホームページで調べる
  • テニスショップのスタッフに相談する
  • ネットで情報を調べる
  • 実際に試打して選ぶ

その理由は以下のとおりです。

カタログやメーカーのホームページで調べる
⇒でも、カタログにはほとんど何も書いていない

メーカーの説明には期待できない

テニスラケットのカタログをスミからスミまでなめるように読んでも、意中のラケットについて何かわかった気になれるケースはほとんど無いのではないでしょうか。
それくらいに、ラケットについてのメーカーの説明には具体性が無く、記述量も貧弱です。
でも、これは別に、ラケットメーカーの対応がマズイということではありません。
ラケットの性能についてメーカー自身がこと細かに説明するのは、仕組み的にどうしても無理なのです。

ラケットフレームは完成品ではない

どういうことかと言えば、一部の廉価版を除けば、ラケットメーカーが提供しているのは、そのほとんどがテニスラケットのフレーム部分であり、ストリングが張っていないため、そのままでは使えません。
ストリングの張られていないテニスラケットは完成品ではなく半完成品ということです。
そのため、ストリング・セッティング、つまり、どんな種類のストリングをどれくらいの硬さに、どんな技術内容で張り上げるかによって、できあがったラケットの性能は大きく変わってしまうのです。
ラケットメーカーがどんなに素晴らしいフレームを作り上げても、ストリング・セッティングがまずいだけで、「使う価値がない」くらいに台無しになってしまう可能があるわけです。
ですから、ラケットを作ったメーカー自身が「このラケットはこういう性能を持っています」と断言するのが難しいわけです。
調理前の料理素材について「絶対に美味しいです!」と言えないのと同じです。

踏み込む余地はある

もっとも、ラケットメーカーがストリングの張上について何らかの指導性を発揮することがほとんどないことや、フレームに記載している推奨テンションの数値のほとんどが現実離れした設定になっていること(参照⇒不適切なストリング・セッティングの理由)を考えれば、ラケットの仕上がった状態については、メーカー側の踏み込み不足だと言わざるを得ないでしょう。

テニスショップのスタッフに相談する
⇒ショップに聞いてもわからない

テニスショップのスタッフがテニスラケットのことについてどんなに詳しくても、その知識をもとに適切なラケットが選べる可能性はあまり高くはないでしょう。
なぜなら、ラケットについて詳しくても、プレイヤーについては詳しくないからです。
これは、医者と薬剤師の関係に似ていると思われます。
薬剤師の方は、薬については豊富な知識を持っているはずです。
でも、患者の診断はできません。
テニスショップのスタッフも同様で、ラケットについて豊富な知識を持っていたとしても、個々のプレイヤーのプレー状態は知らないわけです。
今使っているラケットがプレーにどんな影響を与えていて、それを改善するにはどういうラケットを選べば良いかという判断は、経験とノウハウを持った人間が「プレーの状態をオンコートで」見た上で行うべきです。
それを見ないでラケットを選ぶのは、病気の診断をせずに薬を処方するようなものです。
プレイヤーとラケットという二つのものをピッタリ合わせるためには、その片方についてだけの知識があってもうまく行きません。
プレイヤーについて詳しくてもラケットのことはよく知らなかったり、ラケットのことは詳しくてもプレイヤーについては知らなかったりという状態では、プレイヤーにフィットするラケットは選べないわけです。

ネットで情報を調べる
⇒ネットにも正しい答えはない

人によって評価が変わる

何か知りたいことがあると、まずネットで調べてみるというのが現在の常識になっているようです。
でも、残念ながらこの方法もラケット選びにはあまり有効ではありません。
なぜなら、テニスラケットについての正しい情報というものがどこにも存在しないからです。
最初に書いたように、メーカーのホームページを見ても、ラケットの性能について納得できる説明はほとんど書いてありません。
そこで、メーカーから情報が得られないのであれば、あとは、その製品を実際に使った人の感想を聞きたいと思うのが人情です。
そして、ネット上にはそうした感想レポートがあふれています。
宣伝文句がちりばめられているメーカー説明より、実際に使った人が素直に感じたことのほうがずっと信憑性が高いと思ってしまうのですが、ラケットを選ぶ上では、そこに落とし穴があります。
というのも、家電製品のように誰が使っても性能に大きな差が生まれないものであれば良いのですが、テニスラケットのように、人によって合ったり合わなかったりするものについては、他人の使用感を鵜呑みにするのは危険です。
ある人が「最高!」と評価したラケットについて、他の人が「最低!」という評価を下すことがあるわけで、その判断を左右するのは「自分に合うかどうか」です。
靴やウェアのサイズを選ぶときに、他人の意見や感想を参考にする方はまず居ないと思います。
これらについては、「他人に合うサイズが自分にも合うとは限らない」というのが常識なので、他人の感想を参考にすることはないわけですが、テニスラケットの場合もそれとほとんど同じなのです。
ですから、ネット上に氾濫しているラケットの評価は、「書いた本人にとっては正解でも、他の人にとっては不正解である可能性が高い」という情報なのです。

味付けがわからない

さらに、料理のできあがりが素材だけでなく味付けで大きく変わるのと同じように、実際のラケットの特性は「スイングウェイトの数値選択」と「ストリング・セッティング」によって大きく変化します。
ですから、スイングウェイト選択やストリング・セッティングという味付けを無視して、フレームという素材だけで、ラケットの特性を語るのは無理があるのでます。
モデル名だけで「あれが良い、これが良い」という情報があっても、スイングウェイトやストリング・セッティングについての情報が無い場合は、味付けについて何も書いていない料理レシピのようなものなので、実用的にはほとんど役に立たないわけです。

実際に試打して選ぶ
⇒試打して選んでも外れる

カタログにはほとんど何も書いていなくて、ショップに聞いてもわからなくて、ネットで調べても正しい答えはないというのであれば、あとは、自分で試打して選ぶくらいしか方法はないのですが、実はこれも、あまり良い方法ではありません。
なぜなら、試打で感じ取れるのは「打球感の好き嫌い」くらいなので、それを基準にして選んだとしても、自分のプレーが良くなる可能性は低いからです。
初めから「打球感の好きなラケット」を選ぼうというのであればそれでも良いのですが、勝つことを目指してラケットを選ぼうとするなら、戦力アップにつながるラケットを選ばなければ意味がありません。
ですから、試打するのであれば、「そのラケットで自分の戦力アップが実現するかどうか」という観点でチェックする必要があるのですが、これが口で言うほど簡単ではありません。
テニスはとても忙しいスポーツなので、プレー中の自分のパフォーマンスが良いか悪いかを自分自身で判断するのは至難のワザです。

外から観察して判断すれば良い

ラケットの影響を受けない人はいない」のページで書いたように、プレイヤーの動きは持ち替えたラケットの影響を受けて変化します。
でも、そうした動きの変化を、ボールを打っているプレイヤー自身が把握するのは難しいので、ではどうすればということですが、ボールを打っていない人に判断してもらえば良いわけです。
それなりのノウハウを持った第三者に、ラケットを持ち替えてプレイヤーの動きが変化する様子を観察してもらい、打球衝撃の状態やプレイヤーの動きが最も良くなるラケットを選べば、実際に戦力アップにつながるラケット選択ができます。

打ち合っている相手に聞く

ただ、そうした機会はなかなかないので次善の策としては、打ち合っている相手に印象を聞くという方法があります。
もちろん、相手が一番打ち返しにくいラケットがベストということです。
ということで、打っている本人が自分で判断するより、打ち合っている相手に聞いたほうが、ラケットについての好き嫌いなどの感情が入らない分、正確な情報になるでしょう。
さらに、その意見が自分の判断と異なる場合でも、相手の意見を優先して取り入れたほうが結果的に間違いが少ないようです。
いずれにせよ、打った感じの好き嫌いでラケットを選ぶのは勝率アップのためには何のプラスにもならないので、最終的に戦力がアップするかどうかという視点で選ぶことが大切です。

ほとんどのプレイヤーは
ラケットで損をしている!

・・・・・というのが10,000名以上のラケットフィッティングで得た結論です。合わないラケットはミスを増加させてショットの勢いを無くすだけでなく、プレイヤーの動きを悪くして故障の原因にもなります。

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