ラケット選びは人に見てもらう

テニスラケット選びは
人に見てもらうことが大切!

ほとんどの参加者のラケットが合っていなかった

2003年にラケットドックをスタートする前は、ラケット・フィッティングを受ける方々の中にも、今使っているラケットでOKという方が2~3割程度は居るのではないかと漫然と考えていました。
ですが、いざフタを開けてみると、これまでの10,000名以上の参加者の中で「合っているラケット」を使っている方は、リピート参加した方以外ではほとんど居ないという状態でした。
程度の差はあっても、ほぼ100%の確率で、自分の使い慣れたラケットとは別なラケットでプレーの改善が見らたわけです。

ラケットドックに参加される方は、自分とラケットとの相性を見てもらうために参加費を払い、遠方から来られる方も多く、どちらかといえばラケットに対する関心の高い方だと思われますが、そういう方々が自分で選んで使ってきたラケットがほとんど合っていないということは、軽視できない問題だと思われます。
どうしてこんなことになるのでしょうか。

道具選び—–ゴルフとの比較—–ゴルフは「結果」で選ぶ

その理由は、道具でボールを打つという点ではテニスと共通する、ゴルフと比べてみると分かりやすいかもしれません。

ゴルフでは、ショットの結果で自分に合った道具を選ぶことができます。
ドライバーを試打する時に、まっすぐに飛んで飛距離が伸びたという「良い結果」が出たクラブを選べば良いわけです。

ところがテニスでは、「ネットを越えて相手コート内にボールを入れる」という大前提があるため、飛ぶラケットでも飛ばないラケットでも、その性能がそのまま結果に出るということは、まずありません。

どんなラケットを使っても、ネットを越えて相手コート内に入るように調節して打ってしまうため、ショットの結果には簡単に判別できるような明らかな違いが出ないのです。
性能の異なるラケットに持ち替えた時、はじめの1~2球はラケットの影響で結果に違いが出て、アウトしたりネットしたりするのですが、そうするとプレイヤーは、すぐに動きを修正してコートに入るように打ち始めてしまいます。

つまりテニスでは、道具の影響はショットの結果にではなく、プレイヤーの動きの違いに出るのです。

自分に合った道具を選択するために、ゴルフでは「同一のスイングで結果の違い」を比べることができますが、テニスでは「同一の結果を出すための動きの違い」を比べなくてはならないのです。
このことが、ラケットの選択を難しくする最大の理由です。

動いている本人が自分の動きの変化を客観的に把握して、その優劣を判断するのはとても難しいのです。

さらにテニスでは、ゴルフと違って短時間に繰り返し打たなければならないため、ショットとショットの間はとても忙しくて、結果をのんびりと観察する時間的な余裕がありません。
次のショットのために走り回らなければならないので、「今の打ち方はどうかな」とか「打球の勢いはどうだろう」などとノンビリ眺めているヒマはないのです。

テニスは「打った感じ」で選ぶ

「ショットの結果」で判断しにくい場合、次なる判断基準として採用されやすいのは、打球感や操作感など身体に直接伝わる感覚です。
これは手を通じて身体に直接伝わる刺激や情報なので、動きの変化などと異なり、プレー中でも把握しやすく、強く印象に残りやすいのです。

そのため、試打する際には「打った時の感じ」を確認しようとする方が多いのではないでしょうか。
そして実際に、多くの場合、ラケットの選択は「打った感じ」の好き嫌いで決められてしまうようです。

ですが、これをゴルフで考えると、あまり効果的な選択方法ではないことが分かると思います。

ゴルフクラブを選ぶのに、打球感や操作感を最優先の基準にして選ぶという方は、まず居ないのではないでしょうか。
飛距離や方向性など、ショットの結果が良くなることが第一優先になると思われます。
それはなぜかといえば、打った感じがいくら良くても、球が曲がりやすかったり、飛距離のでなかったりするクラブでは良いスコアが出ないので、打球感や操作感より「ショットの結果」のほうが、ゲームに勝つためには大切だからです。

「ショットの結果」ではなく「打った感じ」で選ぶから「結果」が良くならない

このように、テニスでは「ショットの結果」で道具の善し悪しを判断することが難しいため、打球感や操作感という「プレイヤーが体感できること」でラケットを選ぼうとする傾向が強いといえます。
打った後にフラついていたり、打球に勢いがない状態だったりしても、そうとは知らずに、気持ち良く打てるラケットを選んでしまうというケースは少なくありません。

プレー上で「良い結果」が出るかどうかとはあまり関係のない 、「打った時にどう感じるか」という判断基準でラケットを選んでしまうために、良い結果の出ないラケットを選択する可能性が高くなってしまうようです。
そうとは知らずに、勝ちやすいラケットではないものを選んでしまうのです。

プレー上の「良い結果」とは具体的には以下のようなことです。
「打っている時の身体のバランスが良くなって動きがスムーズになり、打球の威力が増して安定性も高くなる」

自然なスイングをした時に打球がネットしやすかったり、アウトしやすかったりするラケットを使っていると、適切な深さに安定的に打ち込むためには、自然でないスイングを繰り返す必要が出てきます。

合うラケットでは何も感じない

ラケットドックでは、フィッティングコーチがいろいろなラケットを手渡して参加者に打ってもらい、結果的に最もプレーが良くなるラケットを選び出しますが、その時のコーチの判断と、まわりで見ている方の判断が大きくずれることはあまりありません。
それくらいに、プレー状態の違いは客観的に観察すれば明らかなのですが、打っている本人はそれとは違う判断をすることが少なくありません。

というのも、合っているラケットは、使っているプレイヤーの印象が薄い場合が多いからです。
ベストフィットラケットについて「特に何も感じなかった」という感想をよくいただきます。
これは、合うラケットでプレーがうまく行っている時には、ボールを打っている感覚が希薄になり、打つことを自体をあまり意識しなくなるためだと思われます。
打球感を感じなくなる状態と言い換えることもできます。
「しっかり打った」という満足感が得にくく、もの足りないと感じることもあるようです。

ショットの結果や動きの状態を客観的に判断してラケットを選ぶラケットドックでは、本人の感じたことはあまり考慮しませんが、プレイヤー本人が「特にどうってことない」と感じるラケットが合っているケースが、ドックの現場では少なくありません。

反対に、プレイヤー自身が「これが良い」と感じるラケットでは良い結果が出ていないことが多いのです。
このあたりも、本人の判断で合うラケットを選ぶことの難しさを示しています。

ラケット選びは「人に見てもらうことが不可欠!」なのです。

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