試打して買うと間違える理由-No.1

テニスラケットを
試打して買うと間違える
理由その1

ラケットを買い替えようかと思い始めたときに、意中のラケットを実際に使ってみることができれば、情報を集めたり、人から話を聞くだけより、ずっと安全な選択ができるように思えます。

でも、試打して「これは良い!」と感じて購入を決め、実際に使い始めたときに、「あれっ、こんな感じだっけ」とか「そんなに良くない!」と感じることが少なくありません。
そんなことになってしまう理由を2回に分けて書きたいと思います。

確実なはずなのに失敗するワケ

いろいろな商品がある中で、買う前の商品を実際に使って試すことができるケースはそれほど多くはないのですが、それができる場合は、試してから買うというのは、間違った選択を避けるための、とても確実な方法のように思えます。

でも、その確実な方法で失敗するのは、どうしてなのでしょう。

その答えは簡単です。買ったのは、事前に試したものと同じではないのです。
試打をして良い感じであったラケットとは違うラケットを購入したわけです。

買ったのは別もの

「そんなはずはない、買ったのは試打したのと同じラケットだ」と言われる方が多いと思いますが、そのラケットは「同じラケット」ではなく、「同じモデル」ということではないでしょうか。

「同じラケット」と「同じモデル」、この二つの違いを理解しないと、何度も同じ失敗が繰り返されることになります。

多くのテニスプレイヤーが、「同じモデル」であれば「同じラケット」だと考えているようです。

でも実際は、同じモデルであれば全て同一ということはなく、1本1本に個体差があるのです。
(※これについては、このブログの「同じモデルでもラケットには個体差がある」をお読みください。)
大量生産された工業製品の一つ一つに個体差があるなどと普通は考えませんので、テニスラケットに個体差があると思わないわけですが、実際には、プレーのしやすさを大きく左右するほどの違いがあるため、同じモデルだからといって、試打したものと同じものが購入できるとは限らないわけです。

スイングウェイトが違う

具体的には、プリンス以外のブランドではカタログに明記されていない「スイングウェイト」という数値がラケットにはあって、この数値の大小によって打球感やボールの飛びが変わります。

ですから、試打したラケットより軽いスイングウェイトのラケットを購入した場合は、相手のボールに負けやすいために打球衝撃が強くなり、飛びも悪いというようなことが起こります。
「同じモデル」であっても「同じラケット」ではない、というのはこういうことです。
結果的に、試打したラケットとは違うラケットを購入したので、同じパフォーマンスにはならないわけです。

ストリング・セッティングが違う

さらに、試打したものと別なラケットになってしまう原因に「ストリング・セッティング」があります。

どんな種類のストリングをどんな硬さに張り上げるかということですが、それによってラケットの性能が根本的に変わってしまいます。
通常、飛んでくるボールが直接当たるのはラケットのフレーム部分ではなくストリング面なので、その部分の反応がショットの結果に大きな影響を与えるのは当然です。

ストリングのことは適当で良いやと考えている方は少なくないのですが、ストリング種類と張上の硬さは、ラケットの性能を根底から変えてしまうくらいの影響力を持っているのです。

「フレーム自体の性能」以外の要素が大事

「フレーム自体の性能」と「スイングウェイト」と「ストリング・セッティング」、この3要素の重要性は同格だと言えます。

三つの要素が同じくらいの重要性を持っているというのは、ちょうど、カメラの三脚のような3本足のものを思い浮かべていただければ良いと思います。

三つのうちのどれか一つでも欠ければ成り立たないということで、三脚であればコケてしまうわけです。

打ちやすく感じられるラケットは、この三つの要素が揃って適切であるときにはじめて成立するもので、三つのうちのどれか1つでも適切でなければ、打ちやすいラケットではなくなってしまいます。

モデル名だけでは同じものは探せない

試打したラケットについて、そのモデル名だけを覚えてしまうケースが多いようですが、モデル名だけでは、折角見つけた「打ちやすいラケット」を復元することができません。
ネット上でも、さまざまなラケットについて「モデル名」のみでいろいろな評価が書き込まれていることが多いのですが、そうした「評価」は、その時に使った個体にのみ有効なものであって、別な個体では、その評価は当てはまらない可能性が高いわけです。

そのために、一つのモデルについて、さまざまな相反する意見がバラバラに成立してしまうことになります。

別の例では、試打して良くなかった場合でも、本当はラケット自体の性能は合っていたというケースも考えられます。

フレームの性能は合っているのに打ちにくく感じたのは、スイングウェイトの数値が適切でなかったり、ストリング・セッティングが合っていなかっただけだったりということがあり得るわけです。

勝率の悪いバクチ

「モデル名」で決まるラケット自体の性能というのは、ストリング・セッティングも含めたラケットの性能の一部であって、全てではないということをご理解いただければ、試打への取り組み方も変わってくると思われます。

購入を前提にした試打であれば、スイングウェイトやストリング・セッティングがハッキリしていないラケットを試打しても、あまり意味はないわけです。

試打して良いと感じたときに、そのモデルのラケットを無作為に購入するというのは、勝率の悪いバクチのようなもので、非常に運が良ければ同じ感じのものが手に入るということです。

細かいことは分からない

「自分はそんなにテニスがうまくないので、ラケットの細かい違いはよく分からないから」というような理由で、モデル名だけ同じであれば良いと考える方が多いのですが、ラケットの使いやすい使いにくいは、技術程度には関係なく誰にでもあるわけで、スイングウェイトとストリング・セッティングを軽視している限り、使いやすいラケットに近付くことが難しくなります。
でも、スイングウェイトとストリング・セッティングなどと急に言われても「はて何のことやら」と面食らう方が多いのも事実で、こうしたことがラケット選択の成功事例を減らす原因になっていると思われます。
ラケットを売っている側がこんなことを言うのも何ですが、ラケット選びって、とても障害が多くて難しいものなんです。

この続きは⇒試打して買うと間違える—理由その2へ
GUT LIVEなんて必要ない![広告]
ガットの動きが悪いせいで起こるネットやアウトを、全部自分のせいだと思いたい人には、GUT LIVEは必要ありません。
◇ボールが面からこぼれてネット
ガットが動かないと「食い付き感」が生まれないので、インパクトでボールをつかまえられずにポロッとこぼれてネットすることが多くなります。そう、あの惜しいネットは食いつかないガットのせいで、自分のせいではなかったかもしれないのです。
◇スピンで押さえ込めずに浮いてアウト
さらに、インパクトで動いたガットが戻るときに順回転がかかるので、ガットが戻らないと回転が安定せずスッポ抜けのアウトが出やすくなります。逆に、確実に回転がかかればショートクロスやスピンロブなどが打ちやすくなります。
◇打球の深さがバラバラ
ガットの動きが安定せずに、ボールインパクトで動いたり動かなかったり、戻ったり戻らなかったりすれば、フェースから打ち出される打球の角度が毎回変わるので、その影響で打ショットの深さが不安定になります。

自分のせいではないことで損をしたくないと思ったらこちら!↓Click!

発売以来10000個以上売れています。
リピーター増加中!

関連記事一覧