ラケットが合わないと足が遅くなる

勝つことを目指しているプレイヤーならラケットの良し悪しは「勝ちやすいかどうか」で判断するのが合理的!
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テニスワンのラケットフィッター 佐藤俊明が約60本の試打ラケットを持って皆様の普段練習しているコートに伺います

ラケットが合わないと足が遅くなる

ラケットは手に持って振るものなので、その性能が足の動きに影響するなどと考える方はあまり多くはないでしょう。

でも、テニスワンの10,000名以上にのぼるラケットフィッティングで得られた結論は、合わないラケットではプレイヤーの動きが悪くなり、フットワークがバタバタするというものです。

その仕組について解説させていただきます。

(その前に、「テニスのショットで【打球の重さ】と【打球感】は反比例する」をお読みいただくと、この記事の理解が進みやすいかもしれません。)

キーになるポイントは、「テニスのショットで【打球の重さ】と【打球感】は反比例する」で書いたように、使っているラケットがプレイヤーに合っていないとインパクトの手応えが強くなって力を入れて打つようになるという点です。

◆打球衝撃はプレイヤーの足を止める
テニスボールの重さは60gくらいですが、それが、ある程度以上のスピードで飛んで来ると、打ち返す際にはそれなりの手応えが発生します。
特に、ラケットがプレイヤーに合っていないと、その手応えが強くなるわけです。

こうした「ボールを打ったときの手応え=打球衝撃」は、第三者的な見方をすると、飛んで来るボールによってプレイヤーの身体の外から力が加えられた状態ということもできます。

そして、身体の外から力が加えられることが予想されると、通常は、それに対抗するために何らかの事前の準備が行われます。

一例を挙げれば、ランニング中に横から不意にトンと押されると大抵の人はよろけます。
ただ立っているときより走っているときのほうがバランスを崩しやすいので、外からの力がそれほど強くなくてもグラッとしやすいわけです。

でも、トンと押されることが事前にわかっていれば、普通はその前に足を止めて、外部からの力で身体のバランスが崩れるのを防ごうとします。

◆打つ前に足を止める
ですから、インパクトで強い手応えが予想される場合は、身体がグラつかないように打つ前に足を止めて、しっかり打てる体勢を整えることが多いようです。

こうした仕組みで、手応えを強く感じるラケットを使っているプレイヤーは、ボールが飛んで来る前に足を止めるケースが多くなるようです。

でも、打つ前に足を止めるのは、時間的な余裕があるときは良いのですが、そうしないと良いショットが打てないのであれば、試合ではかなり苦しくなります。

なぜなら、テニスでは、野球のバッターのように自分が居るところにボールが飛んでくるケースは少ないので、打ち返せるところまで打つ前に移動することが必要で、特に試合になると、待っているところにボールが飛んで来るケースはほとんど無いからです。

◆力を入れるための足場作り
そして、何かに力を入れようとするときは足元をしっかりさせることが必要なので、腕だけでなく足にも力が入ります。
さらに、棒立ちの状態では身体がグラつくので、強い力を出そうとするときにはスタンスを広くして踏ん張るわけです。

そして、これらをまとめると、「打つ前に足を止めて+力を入れるために足を踏ん張る」という状態になるのですが、でも、この状態は軽快に動くのにはかなり不向きではないでしょうか。

◆スタートが遅れる
通常のストロークの打ち合いでは、相手が打ってからこちらが打つまでに使える時間は1.5秒程度なので、かなり忙しく動かなければなりません。

そして、ほんのわずかでもスタートが遅れると、移動や準備が間に合わずに返すだけの状態になったり、ボールにラケットが届かなかったりします。

でも、しっかり足場を固めて打っていると、瞬時に動くのが難しいので、スタートするまでにほんの少しタイムラグが発生しやすくなります。

さらに、これも「テニスのショットで【打球の重さ】と【打球感】は反比例する」で書きましたが、力を入れてもボールにはうまく伝わらないので、入れた力が抜け切らずに残るケースがあります。

そうすると、打ったあとにちょっと身体が固まったようになって、さらにスタートが遅れます。
こちらの渾身の強打を相手にボレーされたとき、身体が固まっていて素早く対応できないというのはこういう状態です。

あるいは、身体に無理な力が入った状態で打つと、打ったあとに軸がブレやすくなって身体がフラつくことがあります。
そういうときもすぐに動けないので、体勢を立て直すのに時間がかかります。

こうした症状を私どもでは「打ち終わりが遅い」と呼んでいます。

インパクト後にボールを打った後遺症のようなものが身体に残っていると、それに拘束されて次のボールへのスタートが遅れるわけです。

◆下半身の使い方の違い
「テニスのショットで【打球の重さ】と【打球感】は反比例する」の記事で「ヘッドスピードで打てるラケット=自分に合うラケット」で、「力で打つようになるラケット=合わないラケット」と書きましたが、力ではなくヘッドスピードで打つ場合も足の力は使います。
でも、その下半身の使い方が違うのです。

力を入れて強く打つ場合は足を踏ん張って打つため、インパクトでは足に力が入っている状態になります。

それに対して、力を入れて打つのではなく、ラケットを素早く振るために下半身を使う場合は、テイクバックからフォワードスイングに転じる一瞬だけ足に力が入って、ボールを打つための運動連鎖が足のケリでスタートするような状態になります。

そうすると、インパクトでは運動が終わっているので、そこでは力が抜けています。

車の加速と同じで、スタート時はアクセルを踏むのですが、ヘッドスピードが十分なレベルに達したときは、そこでアクセルはオフになるわけです。

◆フットワークの違い
そして、インパクトで運動が終わっていれば次のショットに向けてすぐにスタートできます。

自分の打ったボールがネットを越える頃には次への準備が整った状態になるわけで、そうすると、相手コートで起きていることがよく見えて、次に何が起きるかを予測しやすくなり、次へのスタートが早くなるため、ゆっくり動いても間に合うようになります。

それに対して、力を入れて打っていると打ち終わりが遅くなるので、気がつくともう相手が打っているような状態になるため、スタートが遅れます。
そして、わずかでもスタートが遅れると急激な加速が必要になって負担が増します。

身体の動きとしても、足を止めて打って⇒動いて⇒足を止めて打ってという「静と動の繰り返し」になるため、バタバタした印象になり、当然、疲労も早まります。

こうしたフットワークの違いが、「ラケットが合っているかどうか」=「力を入れて打つかどうか」で生まれるわけです。

◆ランニング・ショットがチェックポイント
一瞬のケリだけでボールが打てれば、走りながらでも勢いのあるショットが打てます。

ですから、「ランニング・ショットで身体がブレずに正確な強打が可能かどうか」が、使っているラケットが自分に合っているかどうかを判定するポイントの一つだと言えるでしょう。

◆打球感が軽ければフットワークも軽くなる
テニスは、コート上を走り回りながらボールを打つスポーツなので、打つ前には適切なところまで素早く移動することが要求されます。
適切に移動できなければ「良いショット」は成立しないので、スイングより移動能力のほうに優先順位があることは明らかです。

でも、多くのプレイヤーは、「移動すること」より「ボールを打つこと」のほうに強い興味を持っていることが多いように感じます。
ミスをすると多くのプレイヤーが「こうやって振れば良かったのに」という感じで素振りをするのがその証拠です。

でも、本当の原因は、「飛んで来るボールに対して身体が良い感じで入れなかった」ことにあることが少なくありません。

「適切な移動」の重要性に着目すると、「打つ前と打った後の拘束時間の長いラケット=力を入れて打つラケット」が、いかに不利かがお分かりいただけるでしょう。

ラケットが自分に合っていて打球感が軽くなるとフットワークも軽くなるということです。

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