| ■ 気温の影響 |
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ボールの飛びは気温の変化に大きな影響を受け、暖かいと良く飛んで、寒いと飛ばなくなります。TENNIS-ONEのやった実験では、20℃の気温差で5~6mの飛びの違いが出ることが確認されています。
暑い時は思った以上にボールが飛んで、寒い時は思った以上に飛ばないのです。寒い時期にテニスエルボー等の故障が多発するのもうなずけます。
そうした状況変化に対してストリングの調整で対応できれば、プレイヤーが余計なスイング調整をする必要がなくなり、ショットが安定しやすくなります。
前日と5℃くらいの気温差があることは珍しくありませんが、それでも1m以上の飛びの違いが出ます。昨日は調子が良かったラケットが、今日は抑えにくかったり、ボールが行かなかったりということがあるのです。そういう場合は、2~3ポイント異なる面圧設定のものを常備していると対応しやすくなります。
1本のラケットを使い続ける場合も、季節によって張上の硬さを変えることをお勧めします。暑い時期に向かう時の張替は硬めに、寒くなる時は柔らかめにというのが基本です。 |
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| ■ コート環境の違い |
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コートサーフェスの違いによってもボールの飛びが変化します。一般的に、ハードなどの速いサーフェスほどインパクトが強くなるためにボールが飛び、遅いコートほど飛ばなくなります。
そういう場合、いつも同じセッティングだと、プレイヤーのスイング調節で飛びをコントロールすることが必要になりますが、面圧を2~3ポイント変えたものがあると、コート環境の変化に対して余計な神経を使わなくて済みます。
いつも練習はオムニなのに今度の試合はハードコートという場合は、いつもの面圧55に対して57くらいのものがあると、いつもの調子でプレーしやすくプレーしやすくなります。
速いコートは硬め、遅いコートは柔らかめが基本です。 |
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| ■ 疲労の影響 |
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疲労によってもボールの飛びは変化します。2~3時間プレーした後では、疲労によってスタート時と同じスイングパワーを維持するのは難しくなります。
1dayの大会などでは決勝までに5~6セットやることも珍しくありませんが、そういう場合、振りが鈍くなった後半には面圧を下げたものを使うことをお勧めします。
特にシングルスではショットの深さが命ですが、柔らかい面圧のものがあれば、勝ち進んだ時に疲れた身体を無理に使って深さを出さなくても良くなります。 |
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| ■ ストリングの問題を技術的な努力では解消できない |
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例えば、「真夏」の「高原」の「ハードコート」で試合があった時、ボールがアウトしやすくなるのは当たり前です。気温+気圧+コートサーフェスが3拍子揃って飛びが出やすい状態になるからです。そういう時に、今日は調子が悪いと思い込んでしまうと楽しく試合ができなくなります。
気温等のプレー環境の変化によって発生しやすくなったミスを、自分のせいだと思って治す努力を始めたことが原因で、長いスランプに入ってしまうことは珍しいことではありません。技術的には特に問題がないのに敢えて修正しようとすれば、かえっておかしくなってしまうのです。
合わないストリングセッティングがもたらす問題をプレイヤーの努力で解決しようとすると、問題が解決しないばかりか、かえって不調の原因になることがあるのです。 |
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| ■ 複数セッティングで快適プレー |
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理想を言えば、同じモデルで同じスイングウェイトのものを3本用意して、53、55、57という面圧設定すると、プレー環境の変化に合わせやすくなります。そして、日によって合うものがコロコロと変わることも実感できるでしょう。
そういう場合の選択判断は以下のようにします。
ベストセッティングより硬い場合は、文字どおり手応えが硬く感じますが、他には、飛びを出すためにプッシュ気味のインパクトになったり、インパクト後の上腕に力みが残ったりということが起こります。
逆に、ベストセッティングより柔らかい場合は、インパクトで重さを感じることがあります。軽快に出ていかない感じですが、インパクトでは押さえ込もうとしてリストをこねたりすることがあります。
当然のことながら、あっさりスコーンと飛んでいくセッティングを選べば良いわけで、言い換えれば、一番何も感じないセッティングがその時のベストなのです。
そういうセッティングを使っていれば、イメージするだけで打球の深さが揃ったり、とっさにラケットを出した時でも適当な深さに返球できたりということが起こります。 |
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