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| ▼ ラケット選び応用編 ~道具に頼るな!? |
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| 苦手なショットや不得意な技術を、ラケットの持ち替えで改善しようとする取り組みは、多くの場合、実を結びません。仮に、そうした工夫によって当初の目的が達成されたとしても、苦手ではないショットに悪影響が出てしまうからです。 |
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| ● 楽に返せるラケットが欲しい! |
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「並行陣で上から打ち込まれたボールを楽に返せるラケットが欲しい!」とリクエストされたことがあります。その要望に添ったラケットをセットアップすることはできますが、果たしてそれで良いのでしょうか。
それを使えば確かに、打ち込まれた時はラケットを出すだけで楽に返せるかもしれませんが、それ以外の局面で不自由を強いられることになるでしょう。普通の返球や自分から打っていける時にもセーブしながら打たなければならなくなり、打ち込まれることがかえって多くなることも考えられます。
ラケットによって何かを解決しようとすると、別なところで知らないうちに損をするということがよくあります。
ラケットによってもたらされるメリットは裏返せばデメリットになり、それは表裏一体のものですのでメリットだけを得ようとするのは不可能です。 |
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| ● 技術の問題をラケットで解決することはできない |
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「目的に合った道具を選べば困難なことが簡単にできるようになる」というのが、人が使う道具というものについての一般的なイメージですが、テニスラケットについても「ボレーしやすいラケット」「ストロークが打ちやすいラケット」等、苦手なショットが易しくなるラケットを探そうとする方は少なくありません。
ですが、プレイヤーの能力とラケットの性能は単純な足し算にはなりません。ラケットの性能が変わると、それに応じてプレイヤーの動きも変わってしまうため、限定されたショットだけを改善しようとしても他のショットにも影響が出ることは避けられないのです。
仮に、ラケットの持ち替えによって「できなかったことができるようになった」としても、他の「できたことがそれまでと同じようにはできなくなる」のです。
基本的に言えることは、「技術的な問題をラケットで解決することはできない」ということです。 |
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