| ● フェースが小さいと当たらない!? |
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フェースサイズを大きくしてオフセンターヒットを防ごうとする誘惑にかられる方は結構多いようです。フェースの小さいラケットを使いたいと思っても、オフセンターヒットが増えることが心配で手を出せないという方も少なくないでしょう。
でも現実的には、フェースサイズを大きくすればオフセンターヒットが少なくなるということはあまり期待できませんし、フレームショットが多いのはフェースが小さいせいだというのは、言い訳としてはちょっと苦しいかもしれません。 |
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| ● 85と120なら差がある!? |
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110平方インチのオーバーサイズと100平方インチのミッドプラスでは、フェースの横幅は10~12mm程度しか変わりません。中心からの距離で言えばオーバーサイズはミッドプラスに比べて5~6mmしか拡大しないのです。
オフセンターヒットはインパクトポイントが中心から30~50mmくらい、フレームショットは130mm~150mmくらいヒットポイントがずれた結果起きますので、この程度のフェースの拡大では防ぐことはできません。
85平方インチと120平方インチを比べれば中心から20mm以上拡大しますから、85でフレームショットになる当たりが120ではオフセンターヒットで済むくらいの効果は期待できますが、そもそも、ラケットを選ぶ時にこうした二者択一でどちらにするかと検討する方は少ないでしょう。 |
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| ● 場所がちょっとずれた!? |
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オフセンターヒットをフェースサイズの拡大で解消しようとするのは、オフセンターヒットの主な原因が空間的なズレにあると考えているためだと思われます。ラケットを振った時に場所がちょっとずれたというイメージです。
もちろん、ボールを最後まで見ていないために、ボールのコースとスイングのコースが合っていないことから起こるミスヒットも多いのですが、そうした空間的なズレ以外にもオフセンターヒットの原因はあるのです。 |
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| ● 時間がずれると真ん中には当たらない |
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通常、ドライブ系のストロークでは、ラケットフェースはボールの下からインパクトポイントに向かって上昇し、スライスのボレーでは、ボールのコースの上からラケットフェースが下がって来ます。
ボールの飛んでくるのと同じコース上を、ボールを迎えるようにラケットフェースが移動すればミスヒットは大幅に減るのでしょうが、人間の身体はそういうふうにラケットを振るようにはできていません。
体軸や肩を中心とした自然な回転運動でラケットを振っている限り、ラケットフェースが移動する線とボールの飛んでくる線は並行にはならず、その2つの線が出会う場所は1点だけです。
つまり、ほんの一瞬だけしかボールがフェースの中心に当たる可能性はないわけで、その一瞬を外せばボールはフェースの中心を外れて当たることになります。
ということで、インパクトのタイミングが前後にずれると、ボールが当たる場所もフェースのセンターから外れてしまうことになります。 |
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| ● オフセンターヒットは時間的なズレが主な原因 |
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インパクトのタイミングを毎回きちんと合わせることの難しさは、テニスプレイヤーであれば誰でも知っていますが、オフセンターヒットやフレームショットも、そうしたタイミングのズレから発生することが多いのです。
空間的なズレではなく時間的なズレ(タイミングミス)が原因で起こるオフセンターヒットについては、フェースサイズを多少大きくしても根本的な解決にはなりません。 |
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| ● 回転量が増えると真ん中に当てにくくなる |
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さらに、フェースサイズは大きいほうがボールは飛ぶので、ボレーやストロークなどの回転量が増える傾向があります。フラット気味に当てると飛びすぎるので回転をかけざるを得なくなるのです。
その結果、打球方向とスイング方向のズレが大きくなるため、フェースの中心でとらえることがさらに難しくなります。フェースサイズのちょっとした拡大を打ち消してしまうくらいの難しさが出てきてしまうわけです。
ボレーなども、フェースの大きいラケットのほうが当てやすいという定説がありますが、深さをコントロールするためにスライス回転で飛びを殺す必要があるような場合は、オフセンターヒットになる確率は増えることになります。
フェースサイズが大きいと当たりやすいというのは、精神的な安心感だけとお考えいただいても良いのではないでしょうか。 |
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| ● フェースが小さいとボレーがしにくいというケース |
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ここまで書いてきたことと矛盾しますが、フェースが小さいラケットでボレーがしにくいというケースも確かにあります。ただし、それには付帯事項が付いて、ストリングの張上の硬さ(面圧)が硬くて飛ばない状態になっているケースでは、ということです。
ストロークが得意なプレイヤーによく見られるのですが、小さめのフェースを選んだ上に、強打した時の飛びを抑えるためにストリングを硬くしすぎている場合は、ボレーも飛ばなくなります。そうすると、コンパクトなスイングでは深さが出ないため、ボレーのスイングが大きくなる傾向があります。
ボレーは、相手が打ってからこちらが打つまでの時間が短い忙しいショットなので、スイングの幅が大きいとミスヒットしやすくなります。
飛び過ぎを抑えるために回転量を増やす場合と同様に、飛ばすために振らなければならない場合もオフセンターヒットの原因になりやすいのです |